寶光寺

醫王山 舎那院 寶光寺 御本尊『薬師如来・十一面観音

 奈良時代行基菩薩が開創、法光坊と称した。弘法大師が 来錫され自刻の薬師如来像を本尊として安置(後に消失、)寛文元年(1661年)実肇和尚が伽藍等整備して再興。安政5年(1858年)火災に遭う。文久 3年(1863年)肇典和尚が再興する。
 十一面観音菩薩像・閻魔像・天井絵・奈良時代の瓦等が拝観できます。
 寶光寺さんは、城東小学校の近くにあります。うちの子供が、城東小学校でお世話になっているとき、学校の役員をご一緒したご縁で、今回HPの『お寺探訪』にご協力をと、お願いしたところご快諾いただけました。  そして、普段は大切に保管され一般公開なさっていない、鎌倉時代に書かれた涅槃図のお軸を、特別に写真に撮らせていただけました。 また、庫裡(くり)には昔の寶光寺さんの丸瓦(鎌倉時代)を飾っておいでになりますが、中世のさぬき人が目にした丸瓦を、自分も今こうして目にすることが出来たのは、寶光寺さんが気の遠くなるほどの歳月、大切にお守りになられたお陰だと感謝しました。
 また、お寺様やご家族様が丹精込められた牡丹や菊の盛 りの時期には、町の人々に花を愛でることをお勧めくださいます。ですので、寶光寺さんにお参りになったことの無い方も、花の時期に、一度お参りなさってはいかがでしょうか。
 山門を入ってすぐの右手に石の祠があり、大黒天様と恵比寿天様がお奉りされていることに今回伺い初めて気がつきました。ご本堂の前には、おロウソクとお線香が用意されており、お供えなさりたい方は、お心任せのご供養料でお供え出来るようになっていますし、仏様へのお願い事を、絵馬に書いて奉納することも出来ます。 山門の前には、お太鼓の石橋があるのですが、石橋・山門・境内・ご本堂へと続く眺望は、まるで一枚の絵のようです。